【備忘録】フランスからベルギーへの引越し

フランスでの博士課程3年間が終わり、2020年2月からベルギーでポスドクとして働いてます。

フランスからベルギーに移るにあたって、引越し(家探し、引越業者への依頼、 今の家の契約解除、 電気ガスインターネットの解約、フランスの健康保険の手続き、郵便の転送手続き、ベルギーへ車の登録)についてメモを残しておこうと思います。具体的な時系列もまとめておきました。

家探し
Immowebで調べました。アカウントを作って、検索条件を登録(大体の住所とか家賃とか)残しておけば、新しい物件の通知が来ます。
正確には数えていませんが、すぐに入居できる物件から1か月先から入居できる物件が多く、2-3か月先のものを探すのは大変でした。(そんなにギリギリまで家決まらないの不安じゃないのか…?)
結局、すぐに入居できるものも含めて、2日間で5件見学して決めました。
決めたところはすぐに入居できるところだったのですが、仲介業者も家主に話をしてくれて、2か月先の引越し予定月からの契約になりました。(ほかのところも融通の利く仲介業者が多かったです。)
契約手続きは、いろいろ書類もありましたが、金銭面としてはデポジットを家賃2か月分、保険料(150ユーロくらい)、初回の家賃を事前に払いました。

引越し業者への依頼
ベルギーの家はエレベーターが小さく、らせん階段でしたので、家具の搬入にクレーン車(はしご車?)が必須でした。家具を捨てて、運べるものだけ自力で動かして、家具を買いなおすという選択肢もあったのですが、いずれにせよクレーンが必要なことと、時間的にも大変なので業者にお願いすることにしました。

日本語で問い合わせられる会社→フランス語で問い合わせられる会社の順で見積もりをお願いしようと思ったのですが、気力の都合もあって日本語で問い合わせられるところのみになりました。

引越し業者は「欧州内引越」等で検索して引っかかったところに片っ端から問い合わせました。
具体的には、欧州ヤマト運輸、グローバス・リロケーション(→フランス日新に取り次いでいただきました)、日本トランスユーロ、フランス日通、 HAYAYO JAPAN CENTER、 コヤナギワールドワイド、パリ掲示板の投稿に連絡しました。

また問い合わせの際にはおおよその荷物の容量として10㎥(大型家具込み)、距離として350kmの移動、搬入にはしご車の手配が必要なことを伝えました。
返信がないところもありましたが、見積額は日系企業で3000€~4500€でした。パリ掲示板の投稿から連絡したところはこちらの引っ越し業者ということもあり、1800€との見積もりを頂きました。
もちろんそちらにお願いしました。

今の家の契約解除
フランスではほとんどのところが3か月以上前に家主に通知して、両者の合意のもと契約の解除が可能だと思います。
また、契約時に3年契約、自動更新とかになってると思います。これは3年以内の契約解除はペナルティが1か月分の家賃で、それ以降の契約解除はペナルティということのはずです。
例えば、3年6カ月で引越しをすることになっても、最初の3年は超えており、自動更新による契約が始まっていますが、契約解除のペナルティはありません。
引越し日を決めた後に、最後のEtat-des-liuexの日にちを連絡しました。結局、大家さんの都合がつかず、近所に住んでいる大家さんの義母に鍵を返しておしまいでした。

電気・ガス・インターネットの解約
インターネットはFree社のものを契約しておりました。電話した後にモデムを送り返すだけと説明があって簡単そうだと思って、一度自分でトライしたのですが、フランス語の自動応答が長すぎて途中であきらめました。フランス人のラボの方にお願いしました。
自動応答(5回もダイアル回答)とオペレーターとの電話が終わり、72時間経つと、自分のアカウントに、返送先の住所とラベルがあるのでそれを貼り付ければタダで返送できるようです。最後の請求書には契約解除に49€とられてました。

電気とガスはEDFと契約していました。ウェブサイトによると、フランス国内での引越しならネット上で解約、次の家での契約が一気にできそうです。
結局、引越しの3日前くらいに電話で解約したい旨を伝えたら、すんなり解約できました。メーターの読み取りも必要ありませんでした。ガスの元栓は立ち合いは必要ありませんでしたが、建物に入れないと元栓が閉められないので、インターホンでほかの家の人にあけてもらってくれと担当の方宛てに手紙を残しておきました。
無事解約もできて、最後の引き落としが解約した月の2か月後にあるようです。

フランスの健康保険の手続き
軽く調べた感じだと国外に引越しすることを連絡する必要がありそうです。
まだなにも手をつけていません。そろそろ手続きします…

郵便の転送手続き
出発の1週間くらい前には手続きしてしまいましょう。La posteの転送サービス「Réexpédition définitive internationale」を使いした。6か月で99€、12カ月なら160€でした。(2020年2月確認)
ウェブ上で、転送開始日、今の住所、転送先の住所等を入力して、申請しました。2-3日でアクティベーション用のコードが書かれた紙が手紙で届くので、それを入力して転送手続きは完了です。転送開始から1週間くらいで転送先の住所に確認の手紙も届きますが、それより前にちゃんと転送された手紙が届いていました。
ネット上で手続きは完結しますが、アクティベーションコードの手紙が届くのに少し時間がかかるので、早めにやってしまう方が楽です。もし時間がなくて、近所の人にも頼めない場合は電話でもアクティベーションの受け付けはしてもらえるので、それでも問題ありません。
他にも、バカンス中の郵便を一時的に止めたりもしてくれるので、ラポステは優秀です。(渡仏前は評判の悪さにビビってましたが、再配達とかも何も不満はありませんでした。)

ベルギーへの車の登録
これも手をつけていません。手続き終わったら追記します…

時系列
10/29-30 Immowebで家見学申し込みまくる
11/7-8 家見学5件→確定
11/11 契約手続きスタート、引越し業者に見積もり送りまくる
11/18 引越し業者決定
11/14 インターネットの解約(11月末)を手続き
11/17 デポジットとか1か月目の家賃、保険料とか払った
12/1 解約したモデムとか返送
12月2週目から1月1週目まで一時帰国
1/20 ベルギーの家の鍵受け取り
1/26 郵便物の転送サービス申込
1/27 電気とガスの解約手続き
1/29 転送サービスのアクティベーション
1/30 引越し(7時スタートで16時終了)