二段組を一部だけ一段組にして大きな図を挿入する。

「セクション区切り」を使えば一部だけスタイルを変更できるので便利。

化学系のジャーナル(ACS, RSC, Wiley系)だと、最終的な出版は2段組みスタイルが多いのだが、長めの反応スキームだとか大き目の図だとかを挿入したい場合に、一部だけ一段組にしたいことがある。ある範囲だけを選択して一段組に変更するみたいなことはできないし、検索のキーワードが思いつかなくて、結局先生に聞いたことを思い出したので、メモしておく。

(投稿の段階では、テキストベタ打ちで図はまとめて後ろに挿入しておく流派も多いかと思うが、はじめからきれいに調整しておくのはいいことだと思う。研究内容とは一切関係ないので気にする必要もないのだが、大した手間でもないのでやってみたらいいと思う。できることは多いに越したことはない。)

まずこんな感じの二段組の原稿の、図を入れたい場所にカーソルをもってきておく。

レイアウトタブ→区切り→(セクション区切りの)現在の位置から開始

ホームタブから「編集記号の表示」を有効にしておくと、いろいろわかりやすい。(学位論文書いてるときにはほぼ必須だった。)

適当に改行をはさんで、もう一度セクション区切り。(3つのセクションに分かれた)

真ん中のセクションで、レイアウトタブ→段組み→一段。(セクションを一段組に変更)

ここに図を挿入すれば、二段組の途中に大きい図を入れられる。

同じ区切りでも「改ページ」は体裁を整えるのに便利なので、覚えておくと便利。ページの最後の行に次の章タイトルが入ってきたりしたときに使える。(ただの改行でもいいけど、他のところ直したときにめんどくさいので、適当な使い分けをしてください。)